文芸

青人草

あの日 長い橋を渡っていた 知らない多くの人びとが 長い列を成し 想像上の 現実の 渦にさらわれて 帰り道を 歩いていた

正義はいずれ表現されねばならぬ

ゆがんだレンズで 店長のまぶたは融けて ビルに穿たれた 無数の暗い窓からは 一千億の眼がのぞくのさ ラジオの立てる 断定的な音波 ひどく硬質な文言たちに 店長は融かされていくのさ 誰も見たことのないような 目尻からこめかみへ伸びるしわ 空気をちぎるよ…

電子書籍事始およびパラダイムシフト

マイミク文芸仲間の二百十日さんがやっているという電子書籍プラットフォーム「パブー」を僕も始めてみた。いきなり痛い本を出してしまう。

骨色の道を歩いた

故郷にかえる道すがら 骨色の道を歩いた 自分の心の 捨て場をさがして

ブライト・スター

映画についてとても造詣の深いマイミクさんに、「英語のリスニングの勉強になりそうな、発音のきれいなイギリス映画はありませんか?」と、不純な動機(笑)でオススメの映画を教えてもらった。それで、去年公開されたジェーン・カンピオン監督「ブライト・…

テオ・ヤンセン展

正月の話になってしまうけれど、テオ・ヤンセン展に行ってきた。企画展『「テオ・ヤンセン展~生命の創造~」物理と芸術が生み出した新しい可能性』展示概要 | 日本科学未来館 (Miraikan)

グラウンド・ゼロ

思うところあって、秋葉原から赤坂まで都心の夜道を徘徊した。